2013年11月20日水曜日

第2回アートで遊ぼう展

スキーの仲間は多士済々、職業はまちまちでもアート系が多い。
人形作家、絵本作家、織物作家、映画制作者等々。
そこに怪しげな音楽家もちらほら混じっているので、年末近くなるとコンサートや展覧会を催す。
自己顕示欲が強いというよりもお巫山戯が過ぎるとでも言うか、とにかくおもしろがって不真面目に生きるのがグループの目的である。
私の育った家もそうだったけれど、なにか真面目になってことを進めると脇からちょっかいを出されて全部冗談になってしまう。
それでクソ真面目な人がこのグループに入ってきても、腹を立てて出ていってしまう。
かと思うと生涯の殆どを石部金吉さんで来た人が、急にグレてすっかりメンバーに溶け込んでしまったりもする。
超の付くほど堅物だったNさんは初めてこのグループの山スキーに参加した時、初っぱなで切り株に衝突して脇腹を怪我した。
すると会長の山田さんは「Nさん、痛いのは脇腹だけですね?手足は大丈夫?じゃあ運転して下さい」
情け容赦も無く運転手にしてしまった。
山スキーではリフトも無いところを滑るので、一人が犠牲になって頂上まで皆を運び、そのまま車を下まで回して滑り降りてくる人達を拾い、又頂上へ・・・と言うことを繰り返す。
そのため、運転をする人は滑らないで我慢しなければならない。
幸運(?)にも怪我が脇腹だったNさんは滑れないから、運転手の仕事をさせられた。
初回からひどい目にあって、もうこの人はこのグループには来ないと思っていたら、とんでもない。愉しそうに運転手に甘んじて、その後は最も熱心なメンバーとなった。
落語の世界みたいなグループだから、アート展と言ってもロクでもないものが多い。
あるジャンルで一流の人もいるから、まともな作品もあるけれど、私の様に絵を描くのは小学校以来という猛者(?)もいけしゃあしゃあと出品する。
去年は絵の先生に絵の具も筆も全部貸してもらって、半日かけて書き上げたのが猫の絵。
今年は先生が忙しくて見てもらえないので、絵の具も何も無いから画用紙に鉛筆で「自画像」を描き上げた。
譜面台を二つ並べ、片方は楽譜を、もう片方には画用紙を載せてヴァイオリンを弾く。
飽きるとすらすらと鉛筆を走らせて絵を描く。
又ヴァイオリンに戻る。又絵を描く。
あっという間に一丁上がりで、私としては去年のより傑作だと思っている。
今まで授業以外で絵は描いたことが無いので、これが私にとっては二作目となる。    
生涯に二作しかないから、私の死後値段がぐんと上がるに違いない。

どうですか、どなたか。今買えば投資になりますよ。
とりあえず気が向いたらご覧下さい。
巫山戯てばかりでは無くて有名な人形作家の作品や絵本の原画などもありますので銀ぶらのついでにお立ち寄り下さい。



           







































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