2014年4月10日木曜日

小保方さんの記者会見を見て。

小保方晴子さんの記者会見を見ていて、彼女1人が矢面に立っていることに疑問を抱いた。
山中教授のノーベル賞をも越えるという触れ込みで、発表された研究結果。
そんな重大な研究を彼女1人で出来るわけはないし、当然発表の前に審査が行われたと思うのに、誰1人責任を取ろうという人が現れない。
理研の野依教授は立派な科学者だと思うけれど、小保方さんを「未熟な研究者」と吐き捨てるように言った言葉がひどく不快に思える。
だれだって初めは未熟です。
あなただってそうではありませんでしたか?
30才台で未熟でなかったのは、モーツァルトみたいなごく一部の天才たち。
小保方さんの研究が本当か嘘かは、これからじっくり検証すればいいわけで、今の時点で私生活のあること無いことまで指摘され、彼女が今後この世界から放逐されなければいいなと思っている。
会見を見る限りでは頭の良い、しっかりとした、育ちの良い女性だという印象で、女性だからなおさら好奇な目で見られるのかも知れない。
しかも顔も可愛いし、ファッションにも気をつかう、およそ研究者のイメージ(頭ボサボサ、白衣は薬焼け、サンダルは左右取り違えてみたいな)からかけ離れておしゃれなのが、余計人々から反感を持たれているのかな。
理研としては彼女を切って、これでお終いとしたいに違いない。
もし、彼女の研究が本当に成功していたことが実証されたら、手の平を返すと思う。
今のところ写真の使い回しと他人の論文のコピペという杜撰な論文のことで非難されているだけで、研究そのものが嘘だという証拠はない。
勿論、本当という証拠も無い。
この時点でこんなに大騒ぎをして彼女の私生活までとやかく言って、社会的に葬ろうとしているのには、なにか陰の大きな力を感じる。
野依さんのおっしゃるとおり「未熟な研究者」だったら成熟するまで待っていることも、科学の進歩に役に立つのでは?
男社会で頑張ってきた彼女は、日本では風当たりが強いのだろうか。
私も仕事場で、さんざん男達から嫉妬された経験がある。
彼らにしてみれば、私の様な美人でもなく若くもなく、とりたてて上手いわけじゃないのに沢山仕事がもらえるなんて、と思っていたようだ。
こんなおばさんに仕事させないで、俺たちに回せと言わんばかり。今だから言えるけど、それはすごかった。
小保方さんもアメリカにいれば、こんなに悪くは言われなかったのではないかと思う。
早くアメリカに戻って研究に邁進することをお薦めする。
成熟して見事な結果を残すように期待している。
第三者の研究者が実験に成功しているそうだけど、その人に証言してもらうわけにはいかないのかしら。
なにかしっくりしない、奥歯に物が挟まった様な会見だった。
表に出てこない黒幕が存在するように思える。
その人の名前を明かさないのは、その世界では高名な実力者だからではないだろうか。
その人の名前を言うと、日本では研究者として生きていけないから?
彼女を生け贄として隠れている人達は、いまごろじっと鳴りを潜めているにちがいない。
たとえ実験が成功していなくても、何回でもやり直せばいい。
一生その研究に自分を捧げて生きていけばいいのに、たった一度のフライイングで全てを否定される人を見ているのは辛い。














0 件のコメント:

コメントを投稿